旧料金所跡〜富士宮口六号目・ルート選択のポイント
本州横断ゼロフジゼロ2025・往復の部では、復路・CP26. 旧料金所跡〜CP27. 富士宮口六号目について、次の2つのルートを設定しております。
- 富士山休養林・ガラン沢コースを通るルート(以下「ガラン沢ルート」)
- 富士山スカイライン(舗装路)を通り、富士宮口五合目を経るルート(以下「舗装路ルート」)
どちらのルートを選択するかについては、あくまで目安でありますが、次のチェック事項で全てYesの場合はガラン沢ルートを、一つでもNoがあれば舗装路ルートを選択されると良いでしょう。
- どうしてもガラン沢ルートを登りたい。
- ガラン沢ルートの危険性を十分認識している。
- ガラン沢ルートを安全に踏破できるための十分な山岳スキル(ルートファインディング、セルフレスキュー等)を有し、体調・装備も問題ない。
- 気象条件等も、安全な踏破上問題ない。
ガラン沢ルートの危険性
ガラン沢ルートには、概ね次のような危険性があります。
- 道迷いの危険性がある(特に前半、旧料金所跡〜ガラン沢の間)。
- 特に夜間は、道迷いの危険性が増大する。
- 夜間を避けて入るとなると、時間的縛りという点では、夜間入山規制のある舗装路ルートとあまり変わらないこととなる。
- 体力的に過酷である。
- 登山者の数が圧倒的に少なく、不測の事態に陥った場合に、救助されるまで相当の時間を要する。
(舗装路ルートであれば、バス・タクシー等に助けを求めることもできる。)
一方、ガラン沢ルートでは、格別な達成感を得ることもできます。
そのため、安全に踏破することに十分自信のある方は、是非ともガラン沢ルートを選択していたければとも思います。
舗装路ルートのデメリットと解消策
舗装路ルートを通る場合、富士宮口五合目が静岡県富士登山条例の入山規制対象となる「基準点」に定められているため、次のようなデメリットが考えられますが、対応により特段のデメリットにはなりません。
- 夜間入山規制(午後2時〜午前3時は原則入山禁止)
- 富士宮口五合目を午前3時〜午後2時の間に通過するよう計画することで、このデメリットは生じません。
- ガラン沢ルートを通る場合も、夜間は避けるべきこととなるため、時間的縛りという点で、両者に大きな差はないと考えられます。
- 入山届け(入山手続き)の義務
- あらかじめ「静岡県FUJI NAVIアプリ」にて手続きをしておくことにより、手続きに煩わされることはありません。
- なお、計画が変わった場合には、入山料の払い戻しを受けることができます。払い戻し手数料も発生しません。
- 入山料支払い義務(4,000円)
- ガラン沢ルートを選択し静岡県側で入山料を支払わなかった場合、山梨県側で通行料(同額の4,000円)の支払い義務が発生するため、いずれにしろ4,000円の金銭負担が生じることとなります。
- また、静岡県側で入山料を支払った場合、山梨県側の通行料の支払いは免除される扱いのため、金銭負担はいずれにしろ4,000円で済むこととなります。
山梨県側の通行料免除については、富士登山オフシャルサイトの次のページに、『静岡側から登り山梨側へ下山する場合、静岡県が発行した入山証を所持していれば、通行料は不要です。(係員に掲示してください)』と記載されております。 - 【吉田ルート】登山規制 よくあるご質問
- 【吉田ルート】一合目等から登山する方へ
舗装路ルートは、静岡県条例の規制対象となるため、敬遠される方もいらっしゃるかもしれませんが、上記のとおり特段のデメリットが生じるわけでもありませんので、常に選択肢として念頭に置かれることをお勧めします。
ガラン沢コースの紹介
旧料金所跡〜富士宮口六号目のルート選択の参考となるよう、ガラン沢コースの特徴等を、以下にご紹介いたします。
全般
- 必ずしも難しい登山道ではありませんが、道迷いの危険性がある上、他の登山者が少ないため、ジオグラフィカ等のオフラインでも使用できる山岳地図アプリにGPXデータを入れておき、適宜現在地を確認しながら進むことをお勧めします。
➡︎旧料金所跡〜ガラン沢コース〜富士宮口六合目 GPXファイル(ダウンロード) - 三合五勺までの登山道は、地面が十分に硬く踏まれてます。
- ドコモのエリアマップによると、中盤まで携帯電波がエリア外のようです。
ガラン沢コース・入口
ガラン沢コースの入口は、旧料金所ゲートの少し手前になります。
旧料金所跡〜ガラン沢
傾斜が緩く、なだらかな斜面が広がる中を進んで行きます。
木々の間が広めなこともあり、なだらかな山ならではのルートファインディングの難しさがあります。
テープ等は比較的多めに設置されてますが、少しの油断で道迷いに陥る危険性があります(特に夜間)。
そのため、ガラン沢コースへの入山は、日の出(概ね4時30分)以降とし、また夜間山行に慣れてる方でも薄暗くなる前(樹林帯のため、概ね16時前)までにガラン沢に着くよう計画されることをお勧めします。
テープ等は、基本的には、テープ設置位置から次のテープが見える程度の間隔に設置されてますが、一部、次のテープが視界に入らない場所もあります。
このような場合は、地面の状況を頼りに進むこととなります。
登山道は、基本的に十分硬く踏まれているため、地面が柔らかく感じた場合には、道間違いを疑った方が良いでしょう。
ジオグラフィカ等の山岳地図アプリも、積極的に活用しましょう。
ガラン沢〜三合五勺
ガラン沢から、急登が現れます。
ここから先は、ルートが明瞭なため、ルートファインディングは比較的容易になります。
ただし、テープが少なくなるため、引き続き道迷いしないよう注意を払って進んでください。
また、樹林帯が続くため、慣れてる人でも日没(概ね19時)までには三合五勺に着くよう計画されることをお勧めします。
なお、ガラン沢から先は、プレートや、トラロープなども、ルート維持の手がかりとなります。
三合五勺〜宝永第二火口縁
三号五勺から先は、富士山らしいザレた道が続きます。
樹林帯を抜けるため、登山道の見通しがだいぶ良くなります。
宝永第二火口縁〜宝永第一火口縁
宝永第二火口縁からは宝永山・富士宮口六号目方向に登ります。
富士宮口五合目に進まないよう、注意してください。
宝永第一火口縁〜富士宮口六号目
宝永第一火口縁から富士宮口六号目(新六号目)までは、巻道を進むルートとなり、きつい登りは一休みとなります。
宝永第一火口縁の道標の少し先に、白い矢印看板があり、その看板が指し示す方向へ進みます。
富士宮口六号目(新六号目)にて、富士宮ルートに合流します。















